新型コロナの影響で規模を縮小して行われていたえびす講(大祭)。2022年に3年ぶりの通常開催を経て2023年も賑やかに開催され、もちろん2024年も開催されます。
2023年は完全復活したせいもあって本当に大勢の人で賑わいました。2024年も同様の人出が予想され、当日は交通規制も敷かれますのでお出かけされる予定の方は、開催場所・日程・時間や交通規制の場所や時間などをしっかり把握しておかれるのがいいでしょう。
胡子講(えびす大祭・えべっさん)とは
胡子講とは、毎年11月に広島市中区胡町にある胡子神社の秋季大祭で、毎年30万人以上が訪れる大きなお祭りです。6月の「とうかさん大祭」や夏の「住吉祭」と並ぶ広島三大祭りの一つになっています。
広島に冬の訪れを告げるお祭りともいわれており、地元では「えびす大祭」や「えべっさん」とも呼ばれる商売繁盛の守り神で、商売繁盛を願う多くの人々が大判・小判・宝船などで飾りつけられた、縁起物の「こまざらえ(竹のくま手)」を買っていきます。
また、神社付近の商店街では誓文払いの大売出しが行われ、三人の福娘さんたちが祭りを盛り上げてくれます。
胡子講の起源
胡子講は広島の商人たちが胡子神社の祭礼として始めたとされており、その起源は江戸時代に遡り400年以上続いております。
祭り期間中の胡子神社の周辺には多くの露店や屋台が立ち並び、また多くの人々で賑わいます。福袋やおみくじなどの縁起物を購入することができ、特に「こまざらえ」や「福箕(ふくみ)」などの縁起物が人気です。
開催場所
住所:広島市中区胡子町5-14 「胡子神社」
広島市中心部の「えびす通り」にある、商売の神様の恵比寿様が祀られている胡子神社や歩行者天国となる中央通り、そこに設置された舞台およびアリスガーデンなどで開催されます。
開催日程
日程は毎年11月18日~20日の3日間。
11月19日(火)の夜は中央通りが歩行者天国になり、夜神楽や太鼓演奏などが披露されます。
開催時間
10:00〜22:00
11月19日(火)は、中央通りが19:00~22:00まで歩行者天国となります。
交通規制
期間中は交通規制が敷かれますが、日によって規制の範囲が異なるので注意が必要です。
下記のマップが2023年の規制図となります。大幅に変わることはないと思いますので参考にしてください。
なお、胡子大祭には駐車場は準備されていませんので、お車で行かれる場合は周辺の有料駐車場を利用されてください。
広島中央署は、胡子大祭が3年ぶりに通常開催される18~20日の3日間、広島市中区の胡子神社や中央通りの周辺を交通規制する。
胡子神社南側の市道約60メートルが午前10時~午後10時、アリスガーデンや新天地公園周辺の市道計約440メートルが午後7~10時にそれぞれ歩行者用道路になる。
中央通りは19日午後7~10時、夜神楽などのイベントに合わせ、八丁堀交差点から新天地交差点までを歩行者用道路にする。同時間帯に中央通りを通る路線バスは迂回(うかい)する。雨などでイベントが中止される場合は規制しない。
2022年11月17日 中国新聞デジタルより
近くのコインパーキング
一方通行の道路もあり、当日は交通規制も敷かれますので、駐車場を探される場合は十分注意してくださいね。
三井のリパーク 広島袋町第2駐車場
・住所:広島県広島市中区袋町7-10
・収容台数:22台
・最大料金:【全日】20:00~8:00以内 最大料金1000円※最大料金は繰り返し適用となります。
三井のリパーク 広島流川町第3駐車場
・住所:広島県広島市中区流川町4-23
・収容台数:13台
・最大料金【全日】6:00~18:00以内 最大料金800円
【全日】18:00~6:00以内 最大料金1300円※最大料金は繰り返し適用となります。
タイムズ流川町
・住所:広島県広島市中区流川町1−11
・収容台数:38台
・最大料金:00:00-18:00 最大料金900円
18:00-00:00 最大料金1400円
近くのホテル
どちらも胡子神社から200m~300mほどの距離にあります。
まとめ
胡子講は、広島の商人や地元の人々にとって大切な行事であり、地域の商売繁盛を祈る場であると同時に、観光客にとっても広島の文化や歴史を感じることができるイベントとして親しまれています。
例年30~35万人もの人出があり、特に縁起物の「こまざらえ」を買われる方は小さい「くま手」から年々大きくしていかれるので、毎年買い求められるためその数はどんどん増えているといってもいいかもしれません。
交通規制に注意してどうぞ心ゆくまで胡子大祭をお楽しみください。