もうすっかり観光名所となった唐津市厳木町にある環境芸術の森ですが、私が多久市の実家に帰って来たときに初めてその名前を聞いたときには、厳木町にそんな紅葉の名所があったかなと正直そう思ってしまったほどです。
それもそのはずで、この環境芸術の森が観光の名所として取り上げられ始めたのがちょうどこのころだったそうで、それまでは一部の人だけが知っているという隠れ紅葉スポットだったようです。
環境芸術の森は、唐津市内で造園業を営んでいた鶴田正明さんが作礼山の中腹に広がる私有林を活かし、森の美しさを守りながら40年近い歳月をかけて作り上げた森です。
環境芸術の森
オープン当初は紅葉のシーズンの秋だけ公開がされてきましたが、2018年からは新緑の季節もオープンされており一年を通して楽しめるようになり、佐賀県のインスタ映えスポットとして海外からの観光客も多く訪れています。
さて、紅葉シーズンにはこれまでにも数回お邪魔させてもらってますが、今回は新緑を愛でるべく新緑シーズンにお邪魔させていただきました！
この石段を登ったところが「風游山荘」です。
今ではすっかり逆さ紅葉の撮影スポットとして有名になったところですが、なんとこちらは産業廃棄物を利用して建てられたんだとか…。
そういったところにも鶴田さんの環境への配慮やこだわりが見てとれます。
「風游山荘」では磨かれた漆塗りのテーブルが2台置かれており、そこから逆さ紅葉や逆さ新緑のインスタ映えする写真を撮影することができます。
紅葉の頃のオンシーズン中は人数を制限しながら入ることになります。
注意したいのは、テーブルの上にはテーブルが傷つかないように保護用のタオルが置いてありますので、撮影する際はカメラやスマートフォンは必ずその上に置いて撮影するようにしましょう。
アクセス
長崎自動車道「多久IC」から車で約25分、西九州自動車道「唐津IC」からは車で約40分の道のり。
国道203号厳木多久有料道路の牧瀬ICで降り、「道の駅厳木」の右に見て牧瀬IC入口交差点をそのまま直進して中島交差点を左折し、次の厳木小学校前を右折して県道276号七山厳木線を作礼山へと向かっておよそ5kmほどの道のりとなります。
所在地････････佐賀県唐津市厳木町平之667
電話･･････････TEL 0955-63-2433（受付時間 午前9時～午後4時）
開場時間･･････午前9時～午後4時
定休日････････シーズン中は無休（シーズン以外は不定休なので要問い合わせ）
環境芸術の森 入場料
大人・高校生･･700円
小・中学生････300円
幼児･･････････無料
団体20名以上･･600円（団体は要予約）
環境芸術の森 駐車場
環境芸術の森の駐車場は基本、春と秋のシーズン中のみ有料となっています。
※春（ゴールデンウィーク期間）・秋（11月10日ごろ〜23日ごろまで）
【収容台数】
駐車場････････150台
バス･･････････10台
【料金】
軽・普通車･････500円
自動二輪車･････300円
大型・バス等･･･1,000円
環境芸術の森 ランチ
奇麗な新緑や紅葉を愛でながら園内を回ると、やっぱりお腹が空いてくるというもの。とくに美味しい空気と綺麗な映像をのマリアージュで、空腹度はマックスになって来るのではないかと思いますｗ
10年ほど前、開園当初はこちらの「風游山荘」でも食事を出してくれたり、持ち込みのお弁当などでランチを摂ることもできたのですが、現在は「風游山荘」で食事を摂ることはできなくなっています。
園内ではベンチなどもたくさん設置されているので、お弁当などを持ち込んで思い思いに楽しんでおられる方はいらっしゃるようです。
園内を鑑賞するのは2時間もあれば十分ですので、入場される前にランチを摂ってお昼から来られるか、また逆に午前中に来て園内を鑑賞したあと帰り道でランチを摂るのがいいでしょう。
環境芸術の森の近くの飲食店
「お弁当を作るのは面倒だ」「旅行気分を味わいたいのにコンビニのお弁当は風情がない」という方は、ランチを提供してくれるお隣の多久市の飲食店をご利用ください。
お腹を満たすだけの軽いものでいいというのであれば、牧瀬ICの横の道の駅厳木「風のふるさと館」にある「麺屋二〇三（にいまるさん）」がおすすめです。
多久市内のランチの情報は下の記事でも書いておりますのでご覧いただけると幸いです。
それでは楽しい一日をお過ごしください♪
