2023年6月7日、ついに空き家の管理強化や活用策を盛り込んだ、改正空き家対策特別措置法が参院本会議で可決成立しましたね。
これまでの空き家の固定資産税優遇制度では、空き家であっても200平方メートルまでの敷地部分に対しては固定資産税を6分の1に軽減するという規定が適用されていましたが、これからはそうもいかなくなってきました。
増え続ける空き家問題を解消するため、2014年の空き家対策特別措置法では倒壊の恐れがある空き家に対しては、固定資産税を6倍にするという厳しい措置をとったものの空き家は減るどころかさらに増え続けるばかりです。
そこで今回の改正措置法が成立したわけですが、これまでの固定資産税優遇が一切なくなるため大幅な増税となってしまいます。
もし空き家を所持しているならば今度こそ決断しなければいけない時だと思います。
売るときは建物付きがいいのか更地がいいのか
私は7年前に故郷である実家に戻り、両親を次々に看取って親の財産を相続したわけですが、現在住んでいる築30年の木造二階建て住宅と両親がバイク屋を業としていたスレート屋根平屋鉄骨造り店舗の不動産のみでした。
実家の方はスレート瓦の老朽化もあり、雨漏りする部分もあるもののまだ住めるのでいいのですが、店舗だった方は住居とは離れており、メンテナンスをすることもないので劣化していくばかりです。
台風シーズンはもう旧店舗のことが脳裏から離れず、夜就寝していても気になって寝付けないほどで、翌朝見に行くと案の定屋根の一部が剥がれていたり、シャッターが外れて壊れる寸前だったりとハッキリ言って負の遺産ともいえるものでした。
さて、これを処分したいと思ったときにまず考えたのは、このまま建物付きで売る(売れるのか?)のかそれとも解体して更地で売るのかということです。
業界の人に聞いてみると、売る側の私の方としては建物付きで売る方が解体費用がいらないのでいいのですが、建物付きだと用途が決まってしまうのでなかなか売れないということでした。
建物付きでもタイミングよく買い手が見つかるならば売り手側のメリットが大きいのですが、買い手側から見るとデメリットになると考えた方がよさそうですね。
売り手からすると建物付きで売る方がいい
さて、早く処分したいと思ってはいたのですが、なかなか踏み切れないでいた理由はただ一つ、それは旧店舗の中にはゴミが一杯だったからでした。
正確に言うと普通のゴミではなく、工具やジャッキ、コンプレッサー、廃タイヤといった俗に産業廃棄物と呼ばれるものです。
建物付きで売るにしても解体して土地を売るにしても、とにかく中のものを片づけておかなければいけないと思ってはいたものの、まずはお金がかかることなので買い手も見つからないときはなかなか手が付けられなかったのです。
ところがどうしたことでしょう。建物付きで売ってほしいという申し出があったのです!
売り手の私からすると渡りに船です。建物付きで売る方が断然いいので二つ返事でOKしましたw
あの旧店舗を何に使うのだろうと思ったら、そのままの状態で車庫にしたいからということだったので納得です。
家の中のゴミは業者に頼んで処分する
さて、売ることが決まったので旧店舗の中のゴミを処分する算段を考えなければなりません。
仕事が休みの時に少しずつなんて悠長なことはできませんし、この齢で肉体労働をするのもハッキリ言って嫌でしたw
そこで思い出したのが、ゴミ屋敷と呼ばれているもの凄い家を綺麗に片づけてくれるテレビ番組があったことです。
あんなにものすごいゴミを片づけてくれるのだから、旧店舗のゴミぐらいは朝飯前なのじゃなかろうかと思い頼むことにしましたが、カギを開けるときに会うだけで立ち合いも必要なく(空っぽにする条件だから)、終了の予定時間に合わせて行って状況を確認して料金を支払うだけととても簡単でした。
ホントに便利で、まず見積もりをしてもらってから決められるので安心なこと。そして買取もしてくれるので、作業中に買い取れるものが出てきたらその分を料金から差し引いてくれたのもよかったです。
迷ったらとにかく見積もりだけでも出してもらいましょう!!
関東圏はこちら!関西圏はこちら!
その他の地域はこちら!