石部桜へのアクセス・行き方・臨時無料駐車場と例年の開花予想について

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NHK大河ドラマ『八重の桜』のオープニングシーンで紹介されるや否や、いきなり人気の観光地になったという石部桜ですが、田園の中に立っているせいかその場所や行き方が分かり難いという声があるようです。

こちらの記事では、会津五桜の中の一つに数えられる会津若松市の一本桜、石部桜へのアクセスや行き方と例年の開花予想や臨時駐車場などについて紹介しています。

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石部桜とは

石部桜とは、樹齢約650年を超える会津若松を代表するエドヒガンザクラで、市の天然記念物で会津五桜の一つに数えられる一本桜です。

室町期にこの辺り一帯を治めていた葦名氏の重臣、石部治部大輔の屋敷にあったと伝承されていることから“石部桜”と命名されたと言われており、樹高11m、幹は根元から8本に分かれ、全体の枝張りは最も広いところで約20メートルにも及び、のびのびと枝を広げる姿は圧巻です。

白虎隊自決の地で知られる飯盛山のふもと、福島県会津若松市の田園の中に立っているので一際目立ち、会津五桜の中で1番早く開花します。

石部桜 歴史

満開の時の美しさは江戸時代から知られており、歴代の会津藩主も頻繁に訪れていたと言われています。会津五桜の中では歴史が古く、寛文6年(1666年)に編集された「会津風土記」にも名木とし記されているようです。

陸奥会津藩の第8代藩主の松平容敬公が、雨中の桜狩の際に訪ねた石部桜の前で「年ふれど色香かはらず咲きにほふ 花は老木の名のみなりけり」と読んだと伝えられており、2013年の大河ドラマ『八重の桜』のオープニングで使われたことでも有名ですね。

石部邸の跡地と言われている田んぼの中で、のびのびと枝を広げる堂々たる姿はその歴史を感じさせてくれます。

石部桜 見頃

石部桜の見頃の時期は、近年の異常気象の若干の影響を受けることもありますが、例年4月中旬~下旬となっております。

圧巻なのは幹の部分で、枝が一度地面に潜って再び姿を表しているのでまるで3本の木が寄り添っているように見えます。

老木ながら花は可憐で、隆起した根元の迫力ある景観を含め満開時には多くの人が訪れて、その素晴らしい光景に酔いしれます。

根元にある数本の石碑の一つ、村田春海の歌碑には「野となりし/のちのかたみと春毎に/咲や昔の庭桜花」と刻まれているそうなので、ぜひご覧いただきたいものです。

石部桜 駐車場

石部桜の近くには「会津若松市営観光客用無料駐車場」があり、石部桜観桜期には臨時駐車場として利用できます。石部桜までは徒歩で約15分の距離となります。

・会津若松市営観光客用無料駐車場(石部桜観桜期用臨時駐車場)

・市営飯盛山観光客専用駐車場

※会津若松市営観光客用無料駐車場(石部桜観桜期用臨時駐車場)は個人宅と番地が重なっているので、カーナビにGoogleマップの住所を入力して車で行かれる場合は注意が必要です。

※市営飯盛山観光客専用駐車場は有料駐車場と隣り合わせになっているので注意が必要です。
カーナビだと有料駐車場の方が案内されるようでトラブルも確認されているようです。

石部桜の場所・アクセス・行き方

場所

・福島県会津若松市一箕町八幡石部
・ 問い合わせ先:会津若松市観光課 0242-39-1251

アクセス

・電車:JR磐越西線会津若松駅から周遊バス「あかべえ」で約5分「飯盛山下」下車徒歩約15分
・車:磐越自動車道会津若松ICより約15分

行き方

旧滝沢本陣へ行く白河街道の交差点は曲がらず直進します。しばらく歩くと「石部桜まで〇〇m」のような案内板が設置してあるのでその通りに進むとスムーズにたどり着くことができます。

また、飯盛山のさざえ堂から見る石部桜も最高だと言います。石部桜の駐車場はとちらからも徒歩でしか行けず遠いので、ご老人や足が不自由な方は無理をして行かれなくてもいいかもしれません。大きすぎるのでかえって遠くから眺める方が見応えがあるかもしれませんよ。

会津五桜とは

会津にある五つの桜の名木を言い、石部桜・薄墨桜・虎の尾桜・大鹿桜・糸桜を呼びます。

・薄墨桜(うすずみざくら)ー会津高田町伊佐須美神社
・虎の尾桜(とらのおざくら)ー会津高田町雀林・法用寺
・大鹿桜(おおしかざくら)ー猪苗代町西峯磐椅神社
・杉の糸桜(すぎのいとざくら)ー会津坂下町杉地区薬王寺

石部桜のまとめ

桜の花ってどうしてこんなに心を惹かれるのでしょうね。きっとその佇まいが日本人の気持ちと合っているからかもしれませんね。

石部桜は650年を超える古木ですが、まだしっかりと見る人を魅了させる美しい花を咲かせてくれますし、なんと言っても古木はエネルギーをもらえるような気がします。ぜひ一度石部桜へ足を運ばれてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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