削れてしまって開け閉めがしずらくなった引き戸の敷居が、ホームセンターで購入した材料だけで簡単に修理できましたよ!
購入したのは「木工パテ」と「敷居すべり」だけ!!
意外と簡単だったのと、まったく知識のない素人のDYIでもかなりうまく仕上がったので、ここでシェアしちゃいま~すw
さてさて、東京から九州の実家に引っ越して来てからはや半年。
亡くなった母親が長年貯め続けてきた(笑)家財も、大方は片付いたもののまだ手付かずのところがたくさんあります。
もう、築25年以上になる実家は、手直ししなければいけないところがわんさかとあるんですが、職人さんに頼むめば費用がかさむので、なるべく自分でできるものは自分でやろうと思ったわけです。
夏は古くなってボロボロになった網戸の張替えをやったんですが、大小合わせて12枚。
全くの素人だったので、そりゃぁ~もう大変でしたw
九州といっても、ここは盆地になっているせいか冬は異常に寒く感じ、マンション暮らしだったころに比べると脱衣所もヒートショックが心配なほど寒く、脱衣所にヒーターを取り付けたくらいですからw
でもって、今回挑戦したのが引き戸の敷居が削れてしまってささくれてしまい、開け閉めがしづらくなった敷居のレール部分の修理です。
私には知識も技術もないので、まずネットで検索したところ「敷居の補修工事」なるYou Tubeの動画があったので参考にしようと思ったのですが、なんとこれが業者さんの売り込みのプロモーションビデオでしたw
ところが、これがあまりにも専門的過ぎて、ずぶの素人が自分でやるDIYにはまったく参考になりませんw
仕方がないので、行き当たりばったりだけど自分なりに考えて挑戦してみることにしました!!!
引き戸の削れた敷居のレールを修理する
ガラスがはめ込まれたリビングの引き戸には、しっかりアルミのレールが敷居にはめ込まれているので大丈夫なんですが、問題は洗面所と浴室に行く引き戸なんです。
これ↓
引き戸が軽い合板でできていたせいか、ここにはリビングのようにアルミのレールが敷かれてなくて、溝の部分が削れてしまってささくれができているのでとても開け閉めがしづらく、毎日妻が洗濯するたびに「どうにかしてよ」とずっと言われ続けていたんですよねw
敷居の修理の値段は?
生まれてこの方、DIYなんてしたことがないのでまずプロの方にお願いすることを考えたわけですが、見積もりをお願いするとしたら家に来てもらって見てもらう必要があるでしょうし、来てもらったら思った以上に高額な見積もりであったとしても断りづらいはずです。
そこでネットで敷居修理の値段を探ってみたのですが、引き戸本体、いわゆる建具の修理やレールの交換などはあっても、敷居の修理については見あたりませんでした。
つまるところ、専門技術に対する技術料ということになるのでしょうね。
一人工(職人さん一人)の場合で、25,000円~50,000円かかるかもしれないということでした。
う~ん、ちょっとそれは厳しいな。もちろん奥さんに言うと秒で却下されましたがw
結局、覚悟を決めて自分でやるしかなさそうです!!
敷居のささくれ
引き戸の開け閉めがしづらいのははともかく、敷居の溝のささくれには困ったものです。
靴下を履いたまま行き来していると、靴下に剥がれたささくれが刺さってしまいチクリと感じることがあります。もしここにハイハイを覚えたばかりの孫がやって来たら…
それを考えると、もうこれはじっとなんかしてられませんw
さて、自分でやってみるかと思いネットで検索してみると、敷居の溝のささくれは意外と簡単に修理できそうです。
このささくれは、敷居の溝というよりもどうやら溝と溝の間がささくれているようです。
専門用語では溝と溝の間のことを「中樋端(なかひばた)」と言うようです。
いちばん良さそうなのは、かまぼこの板に紙やすりを巻き付けて、中樋端をこすってささくれを取る方法なんですが、こすりすぎると引き戸が溝から外れるリスクがあるということでした。
そのリスクを防ぐには、あまりこすり過ぎずに軽くこすった後で木工用ボンドを塗って仕上げるというもの。
そういや、木工用ボンドって乾くと透明になったっけ。
やっぱり職人さんは頭ったまいい~w
でも、我が家はささくれじゃなく開け閉めがしづらいのが問題なので次を検索。
敷居用のカンナ
見つけたサイトには「削れてデコボコになったところをカンナで削り、そこにアルミのレールを敷きましょう」なんてことが書かれています。
え~、なになに…揃える道具は敷居用の平カンナにキワカンナ、そして溝の端の方を整えるためのノミにアルミレールを切断する切断機と…。
え、こんなに道具を揃えなきゃなんないの?
まさか大工さんじゃないんだから、こんなに道具を揃えなきゃならないなんてことになると、ちょっと不経済な感じです。
たしかにアルミレールを敷くと耐久性がありそうですが、お金はかかるし、だいいち素人の日曜大工としてはかなりハードルが高そうなので、私の中ですぐに却下となりましたw
さて、他に手段はないものかと探していると、「削れた敷居の溝を木工パテで埋めてその上に敷居すべりテープを貼る」というものがありました。
これなら簡単そうだ。
ずぶの素人の私にも頑張ればできそうですw
敷居を修理する
そういうことでホームセンターから買ってきたのが、「木工パテ」と「敷居すべり」です。
敷居すべりには18㎜と21㎜がありますが、測ったところ我が家のは21㎜だったのでそれを購入しました。
戸車はキレイにしていたので交換はしませんでしたが、よく考えたら一緒に交換した方がよかったのかなぁ…。
考えてばかりいても進まないので、とにかくやってみることにします!!
敷居の溝をキレイにする
①まず、引き戸を外したら掃除機でホコリなどを吸い取ります。
②ささくれている部分などがあれば取り除き、汚れていたら拭き取り、しっかり乾くまで待ちます。
溝の削れた部分に木工パテを塗る
③溝の削れた部分に木工パテを塗っていきます。
空気が入り込まないように塗り込んでいくんですが、深く削れたところがかなり塗りにくいので、乾いてから2度目を塗り、そして3度目を塗って、高さを均等にしました。
なるべく平らになるように塗った方が後が楽になります。
私が購入した木工パテには、敷居幅のヘラが付いていたのでかなりやり易かったです。
木工パテを完全に乾かす
④木工パテを塗ったら、少なくても24時間は置いて完全に乾かします。
深く削れたところの木工パテは厚くなってますので、目安以上に時間がかかる場合があるのでよく確かめてください。
敷居の溝を平らにする
⑤次に、敷居の溝に塗った木工パテを平らに、そして滑らかにします。
これがちょっと厄介だったんですが、私はカッターナイフを敷居の幅に折り、その刃でこするようにして削りました。
ところがこれが大正解!意外と簡単に削れたんです。
(※カッターナイフは大型のものだと刃が大きくて寸法が合いにくいので、ペーパーをカットする用途の小型のものの方がいいようです)
敷居の溝を綺麗にする
⑥木工パテの削りカスなどをキレイに取り除きます。
必要であれば拭き取りますが、次の作業は乾くまで待ちます。
敷居すべりをはめ込む
⑦敷居の溝に敷居すべりをはめ込んでいきます。
敷居の長さに切り、引っ張りながら裏側のはくり紙を剥がして敷居すべりを溝にはめ込んでいきます。
敷居すべりが敷居の溝にしっかりとフィットしますので、ワリと簡単にできました。
⑧これで完成です。
敷居すべりというだけに開け閉めがスルスルと簡単にできるようになりました。
詳しくはこちらの「GooDay」さんのビデオが参考になると思いますのでご覧になるといいかと思います!
コツはテープがたるまないように、少し引っ張り気味にしながらゆっくりと指で敷居の溝に押さえていくようにすることです。
もしあなたの家の敷居の溝が削れていなくて、少々のささくれだけならば、この敷居すべりを貼ってやるだけで十分だと思います。
ガタツキや滑りが悪いだけならば、動画内で紹介されていたシリコンスプレーなんかを使ってみるのも手ではないでしょうか。
ほら、こんなド素人でも思ったよりも簡単にできたので、自分でも驚きですw
妻からもお褒めの言葉をいただいたので、二重丸をつけてもいいですかねw
引き戸が軽く開け閉めできるようになると、今度は開けた引き戸が自動で閉まるように「引き戸クローザー」を着けてみたくなりました。
手を離すと開けた引戸が自動で閉まるので、うっかりものの私でも閉め忘れがありませんw
しかも、ゆっくり閉まるので手を挟むようなこともないようです。
次は「引き戸クローザー」にDIYで挑戦したいと思いますw
アラフィフ親父が今回使ったもの
◆18mmの敷居すべりテープはこちら↓
あったら便利なもの
最後までご覧いただきありがとうございました。