人付き合いが苦手
人付き合いの悩みの多くは、突き詰めれば「人付き合いが苦手」だというものではないでしょうか。
人付き合いの中でイヤな思いをすることは多々あります。そんなときに自分を責めてしまったり、自分はダメな人間だと思ったりしてしまうことがありませんか。
なんとかしようと努力しても、全然うまくいかず結局は落ち込んでしまう。そして次第に人付き合いを敬遠してしまって、やがて孤立してしまい将来にまで不安を感じてしまうようになっちゃうんですよね。
そんなときは、けっして自分を責めて落ち込んだりしてはいけません。まずしっかり現実を受け入れるようにしましょう。
誰でも苦手なものが急にうまくなることはないわけです。長いスパンで考えて「努力を続けていけばそのうち少しずつでもできるようになる」と考えればいいのです。
私たちが生きていく上で、人との関わりを避けて通るわけにはいきません。人はそれぞれ容姿も違えば性格も違う、しかしそんな他人とも共同生活を送らなければならないというのが私たちの人生なのですから。
人と会話するのが苦手
会話は人付き合いの要であることは間違いありません。会話を通して親密な人間関係を築いていけるわけです。
会話が苦手な人には「会話が続かない」「話題が合わない」「人と話すのが怖い」などというケースが多いようです。
会話が苦手で悩む人の対策としては、会話がうまくできるように努力することです。
でも何も考えずに、ただ「うまく会話ができるように頑張ろう」という考えだけで会話に参加しても、進歩もなく前と同じことの繰り返しになります。
そのためにはそれなりの工夫や勉強をするのは必要なことです。
・聞き上手を目指す。
・相づちなどのリアクションを身につける。
・流行を知る。
・自分の得意の話パターンを持つ。
・会話の展開を考える。
など、他にもあるかと思いますが、自分なりに工夫してみることが大切なようです。
悪口や陰口を言われる
人間関係のトラブルで多いのが人の悪口や陰口です。人の悪口や陰口で苦しんだ経験のある人は多いと思います。
でも、こういった人の悪口や陰口を言う人を変えることはまずできません。悔しい気持ちはわかりますが、この人が変わるのを期待するのはやめたほうがいいと思います。「こんな人もいる」と考えることが解決の第一歩です。
悪口を平気で直接当人に言う人もいます。それで相手が傷つくことなんか想像できない無神経な人かもしれませんし、ちょっとからかっているつもりなのかもしれません。
でも世の中にはそういう人はたくさんいます。「こういう人なんだ」と思うだけで、少し気持ちが落ち着くのは不思議ですね。
意地悪をされる
「意地悪をされる」のも人間関係のトラブルでは多いものです。では、その意地悪をするような相手にはどのように対応したらいいのでしょうか?
その前に、どうして相手はそんな意地悪をするのか理由を考えてみる必要があります。
・容姿、性格、仕事などの能力、経済的なことなどの嫉妬からくるもの
・恨み(過去に根に持つ逆恨みなど)
・欲求不満のはけ口
・もともとの性格
その意地悪を苦にしないためには、できるだけ相手にしないほうがいいと思います。
小さな嫌がらせ程度なら、「これくらい(自分は)大丈夫だよ」と考えることで、少しは心を強くすることができるかもしれませんね。
「もっとやっても私は平気だよ」と考えているのと、「もうイヤだ」と考えているのでは気の持ち様でかなり気分が違います。
意地悪をするような人があなたの周りにいること自体は、大変不幸なことだと思いますが、人生勉強と捉えてみると、ちょっとしたことは苦にしないような人間に成長できると思いますよ。
特定の人との問題
「特定の人との問題」には
・親子の問題
・夫婦・家族の問題
・恋愛・結婚の問題
・その他の人との問題
などがあります。
親が嫌い・憎い
「親が嫌い」と悩む人、さらには「親が憎い」とまで思ってしまう人もいます。
思春期の頃に親を嫌いになることはよくありますよね。問題が深刻なのはそれがずっと続いてしまうこと。
人は誰にでも好き嫌いはあります。だから誰かを嫌いだからといって、自分を責めることはありませんし、それが親であったとしても同じです。
もちろん、そのうちに親を好きになれたらいいでしょうが、そう簡単にできることではないでしょう。
急がず、あせらず、まずは、「嫌いでもいい」と考えましょう。そして嫌いな親との付き合いを苦にしないために、内心は嫌いでも、親に接する時には普通に振る舞うように心がけましょう。
嫌いなことを露骨に表に出さないということは、家庭だけでなく社会生活でも役に立つことだと思います。
世の中には親が亡くなるときに初めて親を許せた、好きだったことに気付いたという話はたくさん聞きます。
嫌いだからといって親にいちいち逆らったりして、ケンカになるとイヤな思いをするだけです。親の気に障る言動にも過剰反応しないようにしましょう。
夫婦・家族の問題
夫婦や家族の問題となると「夫婦間の会話の問題」「セックスの問題」「浮気・不倫」「ギャンブルや借金」「実家とのつきあい」など、たくさんのものがあげられます。
「夫婦の会話がない」と悩む場合、元来相手が無口の場合、相手が忙しく疲れているという場合、夫婦の関係が悪化している場合と三つに分けられます。
長年に渡って夫婦の会話がないという場合には、関係修復の努力ができればいいのですが、それがもうできないような状況では、あきらめて生活の他の部分を愉しむようにするようにした方がいいでしょうね。
「セックスの問題」ですが、夫婦間のセックスは離婚の理由ともなる重大な問題です。
しかしセックスが好きな人も多いけれど、セックスが嫌いという人もいますし、すごく関心ある人もいれば、ほとんど関心がない人もいます。
相手と自分の好みがぴったり合えばそれに越したことはありませんが、なかなかそんなに都合よくはいかないようです。
セックスだけで繋がっているわけではありませんが、まず相手とちゃんと話し合ったほうがいいでしょう。
でも、セックスにとらわれて愛情関係が悪くなるのは問題です。いちばん大切なのはパートナーとの愛のある関係だと思います。
お互いに相手を思いやり、相手の幸せを願う気持ちがあれば、他にも愛のコミュニケーションの手段もあるはずです。お互いの気持ちを大切にすれば、きっとセックスの問題も乗り越えていけるのではないでしょうか。
つぎに「浮気・不倫」ですが、これは夫婦にとって重大な問題です。大きな裏切り行為と言え、離婚を考えてしまう人もいるでしょう。
浮気が発覚した場合、まず話し合うことが必要です。
大きく分ければ、このまま相手と結婚生活を続けるか離婚するかです。
でも、離婚を決断する前に自分達でできることをもう一度考えて見ましょう。
相手を変えるための努力、そして自分を変えるための努力です。浮気の場合、悪いのは相手だけではないのが多いようです。
自分の気持ちを訴えるのも大事なことですが、自分にも非があるときはそれを改善していくようにすることが大事です。
浮気・不倫の発覚によって愛情関係が悪くなってしまう恐れもありますが、逆に愛情関係が強固になり、幸せな家庭を築くことになるかもしれません。少なくともその努力をしてみる価値はあるのではないでしょうか。いつまでも相手を責め続けたり、より冷たい関係になるよりもいいはずです。
「ギャンブルや借金」ですが、ギャンブル好きなパートナーが、小遣いだけで足らず生活費を入れなかったり、無断で借金をしてしまったりとこれも深刻です。
これは家族で(子供がいれば一緒に)真剣に話し合う必要があります。
このままでは生活していくことができないことをぶつけ、それができないならば離婚もやむなしと、子供さんから言ってもらうことです。
「パパは好きだけど、このままでは一緒に生活できない」と子供から言われると、やはりショックなものです。これでかなり解決できるはずでしょう。
人間関係を良くする
昔から以心伝心という言葉があるように、自分が好きだと思っていると自然に態度に出ますし、逆に嫌いだと思っていれば隠していてもまた態度に出るものです。
人間関係を良くするコツは、「相手のことを良く思う」ことです。
「相手のことを良く思う」具体的な方法としては
・相手が自分にしてくれたことを思い出す。
・相手のいい所を思い出す。
・相手の存在価値を思い出す。
などがあります。
また、関係を良くしたい相手と接する際には、好ましい気持ちで接することが大事です。
一つめは相手を気遣ったり、相手に何かをしてあげたいというような、「思いやりの気持ち」であり、二つめが、赤ちゃんと接する時などの「やさしい気持ち」で、そして三つめが、「感謝の気持ち」です。
こうした好ましい気持ちを持って相手と接することができれば、きっと関係はいい方向に向いていくでしょう。
そして関係を良くしたい相手には、挨拶とか基本的な会話などの会話の回数を、意図的に増やしていくことも重要です。
やはり会えば会うほど親密にもなるわけで、そうした中で次第にあなたという人柄が理解され、そして好感度がアップしていくわけです。
そして最後に、さらに良い関係を築くための方法として挙げられるのが、相手に貢献してやるということ。
たとえばその人に目標があるならば、その人の目標の達成の手助けをしてあげたり、相手が付き合いに求めているもの、たとえば楽しさ、やすらぎ、気分転換やストレス発散など、相手が望んでいたものをあなたが与えたとしたら、それはもうあなたは相手に対して大きな貢献をしたのです。
このような関係になれば、もうちょっとやそっとで人間関係が壊れることはありませんね。
このように、自分のできることや提供できるもので人間関係を構築していくのも大きなポイントです。あとは、自分がどれだけ貢献する気持ちになれるか、そしてそれを自分が喜んでやれるかどうかにかかってますよ♪