ジョウビタキを餌付けしたらなつくかと思い餌探しから始めてみました

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趣味

これも田舎の良さなんでしょうか、東京からUターンして帰ってきた懐かしき我が家の小さな小さな裏の庭にも、たびたび野鳥がやって来ます。

よくやって来るのがシジュウカラなんですが、先日、黒と黄色のコントラストがとてもキレイな小鳥がやってました。

その美しい姿と愛嬌のあるしぐさに、私はすぐに心を奪われてしまったのですw

自宅の裏庭の物干し竿に止まると、首を右に左に傾げては家の中をそっと覗き込むような仕草がとても可愛いんです。

何という鳥なんだろうとネットで検索しながら調べると、どうやらこの季節になるとやってくるジョウビタキという鳥らしい…。

なかなか写真を撮ることができず、ちょっと離れたところにとまったのでベストショット!って思って撮ろうとしたんですが、結局うまく撮らせてくれませんでした。

う~ん、この鳥、ひょっとしてなつくかな?

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ジョウビタキとは

ジョウビタキというのは、スズメ目のツグミ科(ヒタキ科)に分類される小鳥で、冬になるとチベットや中国からやって来て越冬する渡り鳥です。

中国などが繁殖し、日本には越冬目的でやって来るので繁殖することはないと思われていましたが、近年では日本でも繁殖することがいくつも確認されているようです。

大きさはほぼスズメと同じかわずかに小さいくらいで、オスとメスとでは羽毛の色に明らかな違いがあります。

オスは頭の上が白くて目の周りが黒く、一方のメスは頭が淡褐色なのでオスとは簡単に見分けられます。胸から腹の部分はオスメスとも橙色をしているのですが、オスの翼が黒褐色なのに対してメスは薄い茶色です。

ジョウビタキ 鳴き声

ジョウビタキのことを調べていくうちにいろんなことが勉強になりましたが、そのうちの一つ、じつは鳥類には2種類の鳴き声があるんだそうですね。

一つは自鳴きと呼ばれるもの。そしてもう一つがさえずりと呼ばれるものです。

自鳴きは普通の鳴き声ですが、一方のさえずりは縄張りを宣言しているときやメスを呼んでいるときに使われる鳴き声です。

地鳴きは「ヒッ」とか「キッ」というような甲高い声で鳴きます。

さえずりの表現がかなり難しいのですが「ピュルリ…ピュウピィ…ピピピピッ」という感じに鳴いているように聞こえますね。

なにか一生懸命に語りかけているようで、本当に可愛らしい声です。

野鳥の中でもかなりお喋りな方の小鳥さんなんじゃないでしょうかw

ジョウビタキ オス

ジョウビタキというと、知っている人はきっとオレンジ色の可愛い小鳥が頭の中に浮かぶはず。

そう、そのオレンジ色した可愛い小鳥がジョウビタキのオスです。

オスは顔と背中と羽根の部分が真っ黒で、頭の部分だけが灰色。

そしてお腹の部分がオレンジ色で、両羽根の一部に白い斑点が入っているのが特徴です。

その灰色の頭なんですが、光の加減で銀色に輝いて見えるのでとってもステキですw

ジョウビタキ メス

ジョウビタキといえばオレンジ色を連想するのですが、メスもなかなかシックで奇麗な小鳥です。

境界線がハッキリしているオスと比べると、メスは全体的に灰色が主で、背中側から見てもオスよりも白の斑点もちょっと小さいようです。

オスに比べてちょっと地味な感じですが、メスにはメジロと同じような白いアイリングがあるので魅力度アップです。

ジョウビタキ 巣

ジョウビタキは越冬のために日本にやって来る、いわゆる渡り鳥です。

10~11月に日本に渡って来て、翌年の3月頃繁殖地に渡っていきます。

なので、繁殖(いわゆる産卵を行い子育てをする)することはないものだと思っていたのだが、よくよく調べてみるとどうやら繁殖することが国内でもけっこう確認されているようです。

ということは、巣を作るのは間違いないわけで、どんな巣を作るのかと調べてみたら、木の洞(ほら:樹木に空いた穴のこと)や崖のくぼみなどに、枯葉や苔(コケ)などで皿の形の巣を作るようです。

ただ、ジョウビタキは非繁殖期はオスもメスも単独で行動しているようで、非常に縄張り意識が強くて他の野鳥だけでなく同種でも攻撃して追っ払う習性があるようです。

自動車の窓ガラスに写った自分の姿を、敵と勘違いして攻撃してしまうこともあるようです。

自動車に体当たりなんて、体が傷ついてしまわないか心配ですよねw

ジョウビタキ 餌

こんな可愛い野鳥を、もっと近くで見てみたいという欲求が私の中にむくむくと湧いてきました。

だって、庭の物干しざおにとまって、首を右に左にかしげながら部屋の中を覗き込む姿を見ていると、「何か食べるものをちょうだい」と言っているとしか思えないんだものw

となると、ジョウビタキがもっと頻繁に我が家にやって来るようにしなければいけませんよね。

それならば餌付けするしかない!!

餌付けに成功したら、きっといつでもジョウビタキが我が家に来てくれるはずだ。

よし、まずはジョウビタキの餌探しだ!!

野鳥といえば、子供のころ近所の人が”メジロ”を飼っていたことを思い出します。

小さなメジロかごの中を右に左に飛びながらさえずっていたメジロ…。

あ、そういえば、おじさんが輪切りにしたミカンをメジロかごの中に入れていたような記憶がよみがえってきました。

ということで、とりあえず家にあったミカンを輪切りにして庭の木に刺してみました。

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しかし、いっこうにジョウビタキがやってくる気配はありません…。

よくよく調べてみると…

あ、どうやらジョウビタキはミカンは食べないようですw

ジョウビタキは普段、クモ類や昆虫などを主な餌として食しているそうですが、ジョウビタキは雑食性で木の実も好物なんだそうです。

なかでも「ツルウメモドキ」や「ピラカンサ」などの赤い木の実が大好物らしいのですが、こんな田舎でも周りを見渡してもこんな赤い木の実は見当たりませんw

いろいろ調べてみると、ムラサキシキブなどの実ももよさそうな感じですね。

う~む、これは思った以上にてこずりそうです。

いっそのこと苗木を購入して庭に植えてみようかなw

繁殖期になると栄養価が高い昆虫などが主餌となりますが、活動する昆虫が少なくなってくる冬になると、ピラカンサなどの木の実を餌とするようになるんですね。

でも、昆虫は越冬するので冬でも昆虫はいるんですよね。

卵のままで冬を越すものもあれば、幼虫やさなぎの状態、或いは成虫で越冬する昆虫もいて、寒さで体が凍ってしまうのを避けるため、暖かい土の中や樹皮の下に潜り込んで過ごしているようです。

ジョウビタキ 餌付け

ジョウビタキは、野鳥の中でもあまり人を恐れない、どちらかと言えば人懐っこい鳥のようです。

畑作業をしている人の頭の上に乗ってきたり、庭の手入れをしていても付かず離れずの距離を保ちながら様子を窺っているなどのコメントもよく見られます。

ジョウビタキは人に懐くようなので、餌付けするのは比較的簡単なようだと判断し挑戦することにしました。

まず買ってきたのがフィンチ類の餌です。

スズメの仲間なのだからきっと大丈夫なはずだと思ったのですが、これは大外れ。

やって来るものの、餌をついばむ様子はまったく見られず、すぐに飛んで行ってしまうのです。

となればここは昆虫しかない!!

そこで買ってきたのが「ミルワーム」。

このミルワームが活躍してくれました!!

食いつきが良かったのは活きているミルワームでした。

でも、ミルワームを置いたときに都合よくやって来てくれればいいのですが、ジョウビタキがやってくる前にミルワームがゴソゴソとどこかに行ってしまいますw

やっぱり動かない方がいいのかなw

さて、毎朝、ブロックの上にミルワームを置くのがすっかり日課となってしまいました。

でも、我が家のネコがしっかり監視しているのが困りものですw

そのときは、そーっとレースのカーテンを閉めてやります。

これで冬の間の楽しみが一つ増えました♪

ただし、餌付けはあくまでも人間のエゴであり、あまり野鳥に関わりすぎることも野鳥たちのためにならないということも肝に銘じなきゃいけませんよね!!

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まとめ

こんなかわいいジョウビタキが、毎日我が家にやって来てくれたらさぞかし楽しいだろうと、久しぶりに奥さんと共通の話題で盛り上がりました。

そこで、なんとかこのジョウビタキを餌付けできないかと考えることになったわけですが、法律で野鳥を飼育することはできないことになっています。

はたしてジョウビタキに餌付けすることが適切なのかをさんざん考えたんですが、興味本位ではなくエサが少ない冬場の期間だけ少しだけ餌探しのお手伝いができたらいいかなという思いに変わりました。

ちょっとの間だけでも、可愛いジョウビタキの姿を眺めることができたらそれでいいですよねw

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