テレビで是枝裕和監督の「万引き家族」が、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したというニュースをやっていました。
今村昌平監督の「うなぎ」という作品以来、じつに21年ぶりの快挙だということです。
日本の映画が、世界に名だたる名誉ある賞を受賞したのはなんともおめでたいことだとは思うのですが、なんだかおめでたい気分に浸れない自分がいるのです。
というのも、アラフィフ親父は長らく万引きを取り締まる仕事に関わってきたから…。
そう、俗にいう万引きGメンです。
万引き家族という映画は、万引きが生活していく手段としている家族を描いた映画だということで、それがどうにも引っかかっってしまうんですよね。
これって、やっぱり職業病なのかなw
まさかこの映画を観て、万引きを美化して捉えるような人はいないでしょうが、興味本位で万引きをするような人が増えやしないかと危惧しているのは事実です。
まだ映画を見たわけでもありませんし結末もわかりません。観ないうちからあれこれ考えるのもどうかと思いますよねw
でも、どうぞ万引きが必要悪などと思われないように願いたいです。